『なんで私ばかり』と思ってしまう人へ/頑張りすぎる人の心が苦しくなる理由

看護師のメンタルケア

「なんで私ばかり頑張っているんだろう…」と感じ

ていませんか?

看護師として20年以上働き、家事・育児との

両立に悩んだ私が、「助けてほしかった」という

本当の気持ちに気づくまでの体験と、心が

少し軽くなった考え方をお話します。

「なんで私ばかり頑張ってるんだろう」という思い

「なんで私ばかり頑張っているんだろう。」

仕事をして、家に帰れば家事や育児。

気づけば一日が終わり、自分の時間なんて

ほとんどありません。

夫は仕事で疲れていると言う。

子供は思うように動いてくれない。

「私はこんなに頑張っているのに、どうして誰もわ

かってくれないんだろう」

そんな気持ちになったことはありませんか?

はる
はる

実は、以前の私も毎日のようにそう思って

いました。

仕事でも家事でも、「なんで私ばかり」という言葉

が頭の中をぐるぐる回っていたのです。

でも今振り返ると、あの頃の私は周りに変わって

欲しいと思っていたのではなく、本当は誰かに

助けてほしかったのだと気づきました。

今日は、そんな私の体験談をお話したいと思います。

「なんで私ばかり」と感じていた毎日

私は看護師として20年以上働いてきました。

夜勤をしながら子育てをし、家に帰れば家事が

待っています。

患者さんの命を預かる仕事は、心も体も気を張る

毎日でした。

だからこそ家では少し休みたい。

でも現実は違いました。

洗濯・掃除・食事の準備。

子どもの学校のこと。

次の日の仕事の準備。

やることは次から次へと出てきます。

そんな毎日の中で、私は少しずつ心の余裕を

失っていきました。

はる
はる

「なんで夫はもっと家事をしてくれない

 んだろう。」

「なんで子どもは言わないと動いてくれない

 んだろう。」

「私はもう限界なのに…。」

そんな言葉が心の中に積み重なっていったのです。

仕事でも同じでした。

「どうして私ばかり忙しいんだろう。」

「どうして私だけが大変なんだろう。」

そう感じることも少なくありませんでした。

私が思い描いていた「理想のお母さん」

今振り返ると、私は知らないうちに理想の

お母さん像を自分に押し付けていたのかも

しれません。

私の母は、とてもパワフルな人でした。

仕事をしながら家事もこなし、忙しい毎日の中

でも愚痴を言うことはほとんどありませんでした。

少しの時間ができれば、刺繍をしたり、畑仕事を

したり、漬物を作ったり…。

いつも何かに楽しみを見つけながら生活していた

姿を覚えています。

子どもだった私は、そんな母を見て育ちました。

だからいつの間にか、

「お母さんって、こういうものなんだ。」

と思い込んでいたのです。

家事も育児も仕事も当たり前にこなし、弱音

なんて吐かない。

疲れたなんて言わない。

それが”いいお母さん”なのだと信じていました。

理想と現実の間で苦しんでいた

でも、現実の私は母とは違いました。

仕事から帰ると、

「疲れた…。」

その一言が真っ先に頭に浮かびます。

家事をする前に少し座りたい。

今日は誰かがご飯を作ってくれたらいいのに。

掃除も洗濯も、誰か代わりにしてくれたら…。

そんな日が何度もありました。

そのたびに私は、

「私は母みたいにできない。」

「なんでこんなに疲れてしまうんだろう。」

と、自分を責めていました。

「周りが変われば、私は楽になれる」と思っていた

当時の私は、本気でこう思っていました。

「夫がもっと家事をしてくれたら…。」

「子どもがもっと自分で考えて行動して

 くれたら…。」

「職場の人がもっと協力してくれたら…。」

周りが変われば、私はもっと楽になれる。

そんなふうに考えていたのです。

もちろん、家族に協力してもらうことは大切

です。

一人で家事や育児を抱え込む必要はありません。

でも、あの頃の私は相手が変わることばかりを

求めていて、自分の本当の気持ちには気づけて

いませんでした。

本当は「助けて」と言いたかった

今だからわかることがあります。

私が求めていたのは、「家族が変わること」では

ありません。

本当は、

「誰か、助けて。」

その一言を言いたかっただけなのです。

心にも体にも余裕がありませんでした。

仕事では患者さんのことを優先し、家では家族の

ことを優先する毎日。

自分のことは、いつも後回しでした。

それでも、

「お母さんなんだから頑張らないと。」

「私がやらなきゃ。」

そんな気持ちで、自分を奮い立たせていました。

でも、人はずっと頑張り続けることは

できません。

疲れた心は、少しずつ悲鳴をあげていたのだと

思います。

将来への不安が、心の余裕を奪った

当時は、将来への不安も大きくありました。

子どもたちへの教育費。

これから先の生活費。

住宅ローンや日々の暮らし。

「このままで大丈夫なのか。」

そんな不安が、毎日のように頭の中を巡って

いました。

不安でいっぱいになると、人は周りを見る余裕が

なくなります。

私は知らないうちに、家族の小さな優しさや

頑張りまで見えなくなっていました。

今思えば、夫も家族のために一生懸命働いて

くれていました。

子どもたちも、子どもなりに成長しようと

していました。

でも、その頃の私は、自分が苦しさでいっ

ぱいだったからこそ、それに気づくことが

できなかったのです。

仕事を辞めて、初めて自分と向き合えた

仕事を辞めてから半年ほど過ぎた頃。

それまで張りつめていた毎日とは違い、自分の

心と向き合う時間が少しずつ増えていきました。

これまでの出来事を振り返りながら、noteに

自分の思いを書き始めました。

最初は誰かのためというより、自分の気持ちを

整理したかったのかもしれません。

書いているうちに、不思議と少しずつ心が軽く

なっていきました。

あの頃は理由がわかりませんでしたが、今振

り返ると、自分でも気づいていなかった本当

の気持ちを、言葉にできたからだったのだと

思います。

そして、ある時ふと気づいたのです。

「私は、周りに変わってほしかったんじゃ

 ない。」

「本当は、助けてほしかったんだ。」

そのことに気づいた瞬間、長い間心の奥にしま

い込んでいた気持ちが、少しだけほどけたよう

な気がしました。

「相手を変える」のではなく、「自分の見方」を変えてみた

「助けてほしかった。」

その気持ちに気づいてから、私は少しだけ考え方

を変えてみようと思いました。

それまでは、

「夫が変わってくれたらいいのに。」

「子どもがもっとしっかりしてくれたらいいのに。」

そんなことばかり考えていました。

でも、その日からは、

「私は、この出来事をどう受け止めているん

 だろう。」

と、自分の心に目を向けるようにしたのです。

もちろん、すぐに何かが変わったわけでは

ありません。

夫も子どもも、昨日と今日で別人になったわけ

ではありません。

それでも、不思議なことが起こりました。

家の中の空気が、以前より穏やかになったように

感じたのです。

今まで見えていなかったものが見えるようになった

少し心に余裕ができると、今まで見えて

いなかったことが見えてきました。

子どもたちは子どもたちなりに、一生懸命

考えながら成長していたこと。

夫も、私には見えないところで家族を支えて

くれていたこと。

以前の私は、自分が苦しかったからこそ、「できて

いないこと」ばかりに目が向いていました。

でも、本当は家族それぞれが、自分なりに

頑張っていたのです。

これは、「私が我慢すればいい」という話では

ありません。

困ったときには助けを求めることも大切ですし、

環境を変えることが必要な場合もあります。

私自身も、体調を崩して仕事を辞めたことで、

自分を見つめ直す時間をもつことができました。

だからこそ、「自分さえ変わればすべて解決する」

と言いたいわけではありません。

ただ、自分の見方が少し変わることで、見え

る景色が変わることはあるのだと、私は実感

しました。

家族の一言が教えてくれた私の変化

ある日、夫がこんなことを言ってくれました。

「考え方が変わったね。前はネガティブなこと

 ばかり言ってたけど、最近は穏やかになった

 ね。よかったね。」

その言葉を聞いたとき、驚きました。

私は、自分では大きく変わったつもりはなかった

からです。

そのとき初めて、

「少しずつ前に進めていたんだ。」

そう思うことができました。

「なんで私ばかり」と思ったときに試してほしい3つのこと

もし今以前の私と同じように「なんで私ばかり」

と苦しくなっているなら、次の3つを試してみて

ください。

「私は本当は何を求めているんだろう?」と自分に問いかける

怒りやイライラの奥には、別の気持ちが隠れて

いることがあります。

「休みたい。」

「助けてほしい。」

「わかってほしい。」

そんな本音に気づけると、心が少し軽くなること

があります。

完璧なお母さんを目指さない

私は長い間、母のようにならなければと思って

いました。

でも、母と私は違う人間です。

体力も性格も、置かれている環境も違います。

だから、同じようにできなくて当たり前。

「今日はここまでできた。」

そんなふうに、自分を認めることも大切だと

思います。

一人で抱え込まない

「助けて。」

この一言は、決して弱さではありません。

誰かを頼ることも。休むことも、自分を大切に

するために必要なことです。

頑張ることと、無理をすることは違います。

心が悲鳴をあげる前に、少しだけ周りを頼って

みてください。

まとめ/「なんで私ばかり」は心からSOSかもしれない

以前の私は、「周りが変われば幸せになれる」と

思っていました。

でも今は、少し違います。

自分の見方が変わることで、毎日が少し生きやす

くなることもある。

そう感じています。

もちろん、つらい環境なら離れることも大切

です。

無理に前向き人る必要もありません。

それでも、「なんで私ばかり」と思う日が続いてい

るなら、一度だけ、自分の心に問いかけてみて

ください。

「私は、本当は何を求めているんだろう。」

その答えが見つかったとき、昨日とは少し違う

景色が見えてくるかもしれません。

はる
はる

この記事を読んでくださったあなたへ

「なんで私ばかり」と感じるのは、あなたが弱い

 からではありません。

 それだけ毎日、一生懸命に頑張ってきた証拠です。

 どうか、自分を責めないでください。

 あなた自身の心にも、少しだけ優しい言葉を

かけてあげてくださいね。

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