「またミスをしてしまった…。」
「なんで私はこんなに仕事が出来ないんだろう。」
患者さんの前では笑顔で仕事をしていても、心の
中では何度も自分を責めてしまう。
そんな経験はありませんか?
私は20年間看護師として働く中で、できない
自分ばかりを見て生きてきました。
後輩より覚えが悪い。
ミスをすると数日も引きずる。
家に帰っても仕事のことばかり考え、自分を責め
続ける毎日。
そして母親になってからは、
「子どもとの時間を作れない私は母親失格だ。」
そんなふうに思うようになりました。
今振り返ると、私は仕事が辛かったのではな
く、自分を責め続けることに疲れていたのだと
思います。
この記事では、20年間の看護師として働き続けた
私が、自分を責め続けた理由と、仕事を辞めて
初めて気づいたことをお伝えします。

「頑張っている人ほど、自分には厳しくなって
しまうのかもしれません。」

看護師になってから、自分を責める毎日だった
私は昔から容量がいいタイプではありません
でした。
看護師になってからも、同期や後輩がすぐ覚
えることを、私は何度も確認しながら覚えて
いました。
だから少しでもミスをすると、
「やっぱり私はダメなんだ。」
そう思ってしまう。
しかも、その気持ちはその日だけでは
終わりません。
何日も思い返しては落ち込み、
夜寝る前まで仕事のことを考えていました。

「あの時はこうすればよかった。」
「また同じミスをしたらどうしよう。」
そんな言葉が、頭の中を何度も繰り返して
いました。
職場には仕事が早い人。
知識が豊富な人。
患者さんへの対応が上手な人。
そんな「できる看護師」がたくさんいました。
私はいつも、その人たちと自分を比べて
いました。
そして、
できていることより、できないことばか
りを見ていたのです。

母親になってからは、さらに自分を責めるようになった
子供が生まれてからは、自分を責める理由が
もう一つ増えました。
仕事が終わって急いで保育園へ迎えに行く。
夕食を作り、お風呂に入れて、寝かしつける。
毎日が時間との戦いでした。
仕事では、
「もっとできる看護師になりたい。」
家では、
「もっと子どもとの時間を作りたい。」
どちらも大切だからこそ、私はどちらも完璧に
やろうとしていました。
でも現実は違いました。
仕事で疲れて帰ると、子どもとゆっくり遊ぶ余裕
がない。
イライラしてしまう日もありました。
そんな日は、
「私は母親失格だ。」
そうやって、また自分を責めていました。

「仕事も家族も大事だからこそ、どちらも手を
抜けなかった。」

仕事を辞めて気づいた。本当に苦しかった理由
仕事を辞めてから、私は自分と向き合う時間が
増えました。
これまでの働き方や、家族との時間、そして自分
自身のこと。
今まで立ち止まることなく走り続けてきた
からこそ、初めて考える時間ができたのです。
でも、その時に私は、自分がわからなくなって
いました。
「私は本当は何がしたいんだろう」
「何が正解なんだろう。」
答えはすぐには見つかりませんでした。
それでも、自分の心と向き合い続けているうちに、
あることに気づきました。
私は「できない自分」が苦しかったのではありま
せん。
本当に苦しかったのは、
ずっと自分を責め続け、誰にも「助けて」と言え
ないかったこと。
そして、
「もっと頑張らなきゃ。」
その言葉で、自分を追い込みつづけていたこと
でした。

「私は仕事が嫌いだったんじゃない。」
本当は、助けてほしかっただけなのかも
しれない。」

自分を責めることは、心が疲れているサインだった
昔の私は、
「もっと頑張ればできる。」
そう信じていました。
だから、できないことがあると、
「努力が足りない。」
「もっと頑張らなきゃ。」
そんなふうに考えていました。
でも、今は違います。
自分を責める気持ちが強くなっている時ほど、心
には余裕がなくなっている。
そう感じています。
心が疲れていると、
できたことより、
できなかったことばかりが目につきます。
誰かの優しさにも気づけなくなる。
感謝の気持ちも少しずつ小さくなってしまう。
だからこそ、
「自分を責めているな。」
そう思った時は、
「私は今、心が疲れているかもしれない。」
そう考えてほしいのです。

「もっと頑張る」ではなく、
「少し休もう」が必要な時もあります。

私が少しづつ変われた3つのこと
私がすぐに変われたわけではありません。
今でも落ち込む日や、自分を責めそうになる日は
あります。
それでも、以前より心が楽になった理由があります。
できないことより、できたことを見るようになった。
昔は、100点を目指していました。
でも今は、
「今日はここまでできた。」
そんな小さな達成を認めるようにしています。
一人で抱え込まなくなった
昔の私は、
「助けて。」
その一言が言えませんでした。
でも、一人で頑張り続けることだけが正解では
ありません。
誰かに頼ることも、大切な力だと気づきました。
完璧を目指すことをやめた
仕事も。
家事も。
子育ても。
全部100点を目指すことはできません。
「今日はこれで十分。」
そう思える日が増えたことで、自分を責める時間
も少しずつ減っていきました。
まとめ
昔の私は、
自分を責めることで成長できると思っていました。
でも今思うのは、
自分を責め続けた私は、弱かったのではあり
ません。
ただ、一生懸命頑張りすぎて、心が疲れていただ
けだったのです。
もし今、
仕事でミスをして落ち込んでいる。
家族との時間が取れず、自分を責めている。
「私はダメだ。」
そう思ってりるなら、
どうか一度だけ、自分の心に問いかけてみて
ください。
「私は今、頑張りすぎていないかな。」
その問いかけが、
あなたの心を少しでも軽くするきっかけになれば
嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
①「仕事ができない」と悩んでいる人へ
「仕事ができない」「向いていない」と自分を責
めてしまう方は、こちらの記事も参考にして
みてください。私自身が20年悩み続けて
気づいたことを書いています。
②「焦り」や「ミス」で悩んでいる人へ
ミスをすると何日も引きずってしまう…。そん
な私が仕事中の焦りとの向き合い方について
書いた記事です。
③「もう限界」と感じている人へ
「もう頑張れない」「心も体も限界かもしれない」
と感じている方へ。私が自分を取り戻すために
実践したリセット習慣を紹介します。
もし今、自分を責める毎日が続いているなら、
一人で抱え込まないでください。
「ナースの止まり木」には、同じように悩みなが
ら歩んできた私の体験をもとに、心が少し軽く
なるヒントを発信しています。
あなたの心が少しでも休まる場所になれたら嬉
しいです。




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