40代に入ってから、心と体のバランスが崩れ始めました。
寝ても疲れが取れない。
朝起きても「今日頑張らなきゃ」と気合で立ち上がる日々。
仕事中に動悸がしたり、突然めまいで立ちくらみを起こしたり。
血圧も高めになり、病院で「更年期かもしれませんね。」と言われました。
それでも、「私が頑張らなきゃ」と気持ちを奮い立たせていました。
でも、心のどこかで分かっていたんです。
「このままでは、いつか本当に倒れてしまうかもしれない。」と。
そして私は決意しました。
頑張るをいったん手放して、自分をリセットしようと。
リセットはやめることではなく、整えること
40代の心と体は、ホルモンバランスの変化に加え、
仕事・家庭・親の介護・子供の進路など、人生の節目が重なります。
でも、リセットとは、すべてを投げ出すことではありません。
それは、頑張りすぎた自分を整える時間。
つまり、心と体をもう一度自分のペースに戻してあげることなんです。
私が始めた心と体のリセット習慣
①朝5分、深呼吸から始める
朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴び、深く息を吸って、ゆっくり吐く。
それだけで、身体の緊張が少しずつほぐれていくのを感じます。
40代の女性に多い自律神経の乱れは、呼吸で整えることができます。
深呼吸を習慣にするだけでも、めまいや動悸の改善につながることがあります。

②「やらなきゃ」を減らす
以前の私は、完璧主義でした。
家事も仕事を手を抜けず、
自分が頑張ればうまくいくと思い込んでいました。
でも今は、今日はここまででいいと決めるようにしています。
やらなきゃを手放すことで、心にゆとりが生まれました。
人に頼る、少し手を抜く、それも立派なセルフケアです。
③体に優しい食事と睡眠を意識する
ストレスが強い時は、つい甘いものやカフェインに頼りがちになります。
でも、40代の体は正直です。
食事を整えるだけ、体調もメンタルも変わります。

私は、朝は温かいスープ、夜は軽めの和食を意識するようにしました。
そして、寝る1時間前にはスマホを手放し、照明を落として眠る準備をする。
それだけ、睡眠の質がぐっと良くなりました。
④自分の「好き」を思い出す
看護師として働いていた頃、休みの日も頭の中は仕事の事ばかり。
でも仕事を辞めてからは、
「私、何が好きだったっけ?」と立ち止まる時間ができました。
音楽を聴く、カフェで本を読む、季節の花を眺める。
そんな小さな好きを大切にすることが、心をリセットする力になります。

心と体をリセットすると、本当の自分が見えてくる
リセットを始めて数か月。
血圧も少しずつ落ち着き、動悸の回数も減ってきました。
なにより、心が穏やかになりました。
以前は、止まることが怖かったけれど、
今は立ち止まることで、自分を取り戻せると感じています。

頑張ることは悪くありません。
でも、頑張り方を変えることが、
40代からの生き方には必要なんだと思います。
リセットは、これからをもっと幸せに生きる準備
40代は、体の変化をきっかけに生き方を見つけ直すチャンスの時期です。
仕事も家庭も大切だけれど、いちばん大切なのはあなた自身。
リセットとは、これまで頑張ってきた自分を否定することではなく、
これからの自分を大切にする選択です。
体のサインを無視せず、心の声に耳を傾けてみてください。
深呼吸して、少しだけ立ち止まる。
その小さな一歩から、人生がやわらかく動き出します。

40代からのリセットは、人生の再スタート
今思うのは、体の不調を教えてくれたのは悪いことではなかったということ。
あのサインがなければ、私はずっと自分を後回しにしていたと思います。
40代からのリセットは、終わりではなく始まり。
心と体を整えながら、これからの人生をもっと心地よく生きていきましょう。




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