フルタイムで看護師をしていた頃は、立ちっぱなしで毎日動き回っていました。
でも、仕事を辞めて家にいる時間が増えると、思った以上に体をうごかさない日々。
「少し疲れたな」と感じて座ったままスマホを見ているうちに、気づけば夕方。
体は重く、気分もどんより。
まるで心まで動かなくなってしまったようでした。
そんなある日、ふと外の風が気持ちよさそうで、
「ちょっと歩いてみようかな」と玄関を出た。
それが、私の散歩習慣の始まりでした。
散歩を始めたら、見えてきた景色が変わった
最初は10分だけ歩くつもりでした。
でも外に出ると、空の青さ、風の匂い、季節の音など
車では気づけなかった景色がたくさんありました。
いつも通ってした道に咲く小さな花。

見逃していたカフェや、新しくできたお店。
同じ道でも歩くとまったく違う世界が見えるんです。
家に戻った時、体も心も少し軽くなっていました。
それ以来、私は散歩を気分転換とリセットの時間にしています。

40代女性にこそ散歩がぴったりな理由
40代になると、ホルモンバランスの変化や更年期、
ストレスで体も心も乱れやすくなります。
私自身も、動機・めまい・血圧上昇などの不調に悩んでいました。
でも、毎日少し歩くようになってから、
・体が軽くなる
・気分が安定する
・夜ぐっすり眠れる
という小さな変化が表れました。

散歩は運動不足解消だけでなく、
ストレスや自律神経の乱れにも効果的なんです。
特に朝や夕方の散歩は、太陽の光が体内時計を整えてくれるため、
睡眠の質も上がり、心まで穏やかになります。
私が感じた/散歩で変わったこと
①気持ちの切り替えが上手くなった
仕事を辞めてから、「やらなきゃ」いうプレッシャーが減った半面、
何となくぼんやりとした不安が増えていました。
でも外を歩くと、自然と頭の中が整理されます。
同じ悩みをぐるぐる考えていても、
歩いているうちに「まあ、なんとかなるか」と思えるんです。

②運動が苦手でも続けられる
ジムに行くにはハードルが高いけれど、散歩なら準備もいらない。
10分だけと決めて出ても、気づけば30分歩いていることもあります。
無理せず、自分のペースでできるのがいいところ。
それでも血流が良くなり、体もポカポカしてくる。
運動が苦手な人の見方です。
③小さな発見が日々の楽しみになる
同じ道でも、季節によって花が変わり、鳥の声や空の色が違う。
新しいお店を見つけたり、
「ここ、こんなに綺麗だったんだ」と気づくことも。
歩くことで、今、この瞬間に意識が戻ります。
それが、心を整えるリセットタイムになっているんです。

散歩を続けるための小さなコツ
🌸1.目的を決めすぎない
「運動しなきゃ」ではなく、
「気分転換しよう」
「外の空気を吸おう」でOK。
義務ではなく、自分のご褒美時間にするのがコツです。
🌸2.お気に入りの時間帯を見つける
朝の光で一日をスタートさせるのもいいし、
夕方の静けさに包まれるのもおすすめ。
自分が心地いい時間を選ぶことで、自然と習慣になります。
🌸3.音楽やポッドキャストを楽しむ
お気に入りの曲や、心が軽くなる番組を聴きながら歩くと、
「歩く=楽しい時間」になります。
気づけばストレス発散にもなっているはずです。
散歩は前向きに生きるための小さな第一歩
40代で仕事を辞めて、自分を見つめ直す時間が増えた。
そのなかで散歩は、
体を整えるだけではなく心を立て直すきっかけになりました。

体が軽くなると、心も前を向く。
心が元気だと、また歩きたくなる。
そんな小さな循環が、毎日の暮らしを少しずつ明るくしてくれました。
歩くことで自分のリズムを取り戻す
散歩を始めてから、何かを頑張らなくても、
整う時間があることを知りまいた。
車では見えなかった景色、
仕事をしていた頃には気づかなかった季節の変化。

それらが、今の私の心を支えています。
40代からの散歩は、運動でも、義務でもなく、
自分を大切にする習慣。
たった10分でも、外の空気を吸うだけで、世界は少し優しく見える。
今日もまた、心と体を整えるために
お気に入りの道をゆっくり歩いてみようと思います。




コメント