子育てと仕事を両立させる中で、私たちは時に、
自分の体調や家族の健康よりも仕事を優先してしまうことがあります。
特に私のように、他人に迷惑をかけたくないと思い込む、
体調が悪くても休めなかったという経験をしている人も多いのではないでしょうか。
けれども、今振り返ってみると、
子供と過ごす時間の大切さをもっと早く実感しておけばよかったと思うのです。
今回は、私がどのようにしてその思いを抱えてきたのか、
そしてどうやって今、何を優先すべきかを
考えるようになったのかをお話したいと思います。
1.休むことに対する罪悪感とその向き合い方
私は長い間、仕事を休むことに対して罪悪感を感じていました。
子どもが病気で自宅にいる時、仕事を休むことができず、
どんなに辛くても職場に向かうことが普通になっていました。
そんな中で、心と体は疲れ果て、
時には体調を崩しても休むのは後回し、
「他の人に迷惑をかけるから、何とかして頑張らなきゃ。」
と思っていたのです。

実際に、子供が病気で高熱を出しても、私は他人に迷惑をかけたくないと思い、
無理して仕事をしていました。
でも、後で気づいたのは、
その時の無理したことによる自分の心身に与える影響(子供への罪悪感)や、
子どもとの時間を犠牲にしていることに気づかずにいたことです。
ある日、仕事の合間に、子供が体調を崩している時に急いで家に帰ったのですが、
その瞬間、子ども顔がどれだけほっとしていたかを見て、
自分がどれほど子どもを疎遠にしていたかを痛感しました。
その時、初めてもっと子供と一緒に過ごすべきだったと強く思いました。
2.子供との時間の重要性に気づく
私はこれまで、仕事や家事の責任を優先しすぎて、
子どもとの時間を後回しにしてきました。
特に、受験生の子どもがいた時期は、忙しさに追われ、
塾の送り迎えや試験勉強のサポートなどでバタバタしていたため、
ただ一緒に過ごす時間を意識的にとることをしていなかったのです。

あの頃、休むの日に家族で過ごす時間があっても、
私は常に頭の中で仕事のことを考えていました。
その為、子どもが何気なない会話をしている時も、
私はどこかで、「まだこれを終わらせなきゃ」と考えていて、
心の中で子供と向き合う余裕がなかったのです。
しかし、子供との時間こそが本当に大切で、
どれだけ忙しくてもその瞬間を大切にすることが重要だと気づきました。
今、思うのは、忙しい日々の中で、
もっと一緒に過ごす時間を意識的に作ることができたら、
子供にとっても私にとっても、
もっと豊かな時間を作れたのではないかということです。

3.後悔とどう向き合うか
もちろん、過去の「もっと子どもと一緒に過ごせばよかった」という後悔はあります。
それでも、後悔にとらわれてばかりでは前に進めません。
大切なのは、過去の経験から学び、今からどうするかということです。
私は今、もう一度時間の使い方を見直しています。
仕事も家事も大切ですが、
子供と一緒に過ごす時間は、計画的に確保することが大切だと感じています。

例えば、週に一度は家族で出かける日を設けたり、
毎晩食事の時間を一緒に取ることで、
無理なく子供とのコミュニケーションを大切にしています。
4.どうすれば子どもとの時間をもっと作れるか
子供との時間をもっと作るためには、
まず自分の生活に優先順位をつけることが大切です。

以前のように「すべてをこなさなければ」という
プレッシャーに押しつぶされるのではなく、
今、できる範囲で自分と向き合い、
家族との時間を意識的に作ることを心がけています。
具体的には、仕事も大事だけれど、家庭と自分の時間も同じように大切と
思えるようにしたいと思っています。
そのために、今休息も仕事の一部と考えるようにしており、
休むことを罪悪感を感じることなく、心と体のケアをしています。
また、子どもが大きくなったからこそ、
今度どれだけ一緒に過ごす時間がとれるのかを意識しながら、
毎日の時間を大切にしています。
このようにして、過去に感じた後悔を少しでも減らすために、
今の生活に組み込んでいくことができるのです。

5.これからの時間の使い方を大切にしよう
もっと子供と過ごす時間を大切にするべきだったと後悔する気持ちは、
どんな親にもあると思います。
でも、過去に戻れないからこそ、
今からでも家族との時間をしっかりと取るよう意識することが大切だと思います。

私自身、これからは無理をせず、自分の体と心を大切にしながら、
子どもとの時間をもっと意識的に作り、
家族で過ごす時間を最優先するように心がけています。
過去の経験から学び、今後の時間の使い方に生かすことで、
より幸せな日々を作り出していきたいと思います。




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