40代になってから、体の不調を感じることが増えました。
その中でも、私の意識を大きく変えた出来事が「ギックリ腰」です。
1度経験してしまうと、完全に元通りとはいかない。良い日と悪い日を繰り返しながら、
腰と付き合っていく毎日が始まりました。
今回は、病棟でぎっくり腰になった当時の話と、そこから自宅ヨガやストレッチをするようになった現在までを、正直に書いてみようと思います。
病棟勤務中に起こったギックリ腰
ギックリ腰をしたのは、病棟で働いていた頃です。
その日もいつも通り忙しく、スタッフは全体的にバタバタしていました。
患者さんをベッドから車椅子へ移す場面があり、普段なら2人介助して行うところでしたが、周囲にすぐに手が空いているスタッフがいませんでした。
「介助用にボードを使えば、一人でも大丈夫」そう判断して、移動を行いました。
移動自体は、問題なく終わりました。
でも、その直後から腰に違和感を感じ始めたのです。
介助後から続いた腰の痛み
最初は「ちょっと痛いな」くらいの感覚でした。
でも、時間が経つにつれて、
・腰を曲げると激痛
・階段を降りると響くような痛み
明らかに、いつもと違う。
それでも、スタッフが少ない状況で、「腰が痛いから帰ります」とは言えず、痛みを我慢しながら、最後まで勤務を続けました。
今思えば、無理をしすぎていたと思います。
帰宅時、日常動作すら激痛だった
勤務が終わり、帰宅しようとしたとき、痛みはさらにひどくなっていました。
・車に乗るために体をひねる
・シートに座る
・トイレに行く
どれもが激痛。
「これはおかしい」そう思いながらも、なんとか自分で運転して家まで帰りました。
夫が帰宅してから、病院を一緒に探し、そのまま受診することになりました。
「ギックリ腰ですね」と言われた日
病院ではレントゲンを撮ってもらいました。
骨折はなく、医師から言われたのは「ギックリ腰ですね」という言葉。
・痛み止め
・コルセット
を処方され、帰宅しました。
正直、「ギックリ腰って、こんなに痛いの？」そう思ったのを覚えています。
起き上がるのもつらかった数日間
帰宅後、2日ほどは起き上がるのも本当につらい状態でした。
寝返りを打つのも一苦労。
立ち上がるまでに時間がかかる。
「仕事に行けるかな」
「また動けなくなったらどうしよう」
そんな不安ばかりが頭に浮かびました。
リハビリを勧められたけれど、行けなかった現実
受診した整形外科では、リハビリも勧められました。
でも実際は、
・仕事を休めない
・通院の時間がとれない
という理由で、リハビリには通いませんでした。
痛みが少し落ち着くと、「まあ大丈夫かな」と
思ってしまい、そのまま仕事に戻りました。
ギックリ腰後も続いた、腰の不安定さ
激しい痛みは落ち着いたものの、
それで終わりではありませんでした。
・腰の調子がいい日
・少し無理をすると重くなる日
そんな状態が続くようになったのです。
「またあの痛みがきたらどうしよう」
その不安は、常にありました。
そんな中で始めた自宅ヨガとストレッチ
それからしばらくして、腰をいたわるために
ストレッチや自宅ヨガをするようになりました。
きっかけは、とても小さなものでした。
・激しい運動は怖い
・ジムに通う余裕はない
・家でできることがいい
そんな理由から、腰が気になる日に、
軽くヨガをするようになったのです。
腰が軽くなったと感じた瞬間
自宅ヨガをしたあと、一番印象的だったのは、
腰がじんわり伸ばされたような感覚でした。
痛みがゼロになるわけではありません。
でも、重かった腰が少し軽くなる。
「あ、さっきより動きやすい」
そう感じる瞬間がありました。
肩や首のこりにも変化を感じて
ヨガを続ける中で、腰だけではなく
肩や首のこりにも変化を感じました。
普段、無意識に体に力が入り続けていた
ことに、初めて気づいた気がします。
40代になって実感する、無理がきかない体
ギックリ腰を経験して、
そして今、40代になって思うのは、
無理は確実に体に残る
ということです。
若い頃のように、
「そのうち治る」では済まない。
だからこそ、
ストレッチやヨガで日頃から腰をいたわるようになりました。
まとめ：体の声を無視しない働き方をしたい
病棟でギックリ腰になったあの日、
私は無理をして働き続けました。
でも、今は、
「体の声を無視しないこと」
を大切にしたいと思っています。
劇的に治る方法ではなくてもいい。
少しでも楽になる時間があること。
同じように、腰の不調を抱えながら働いている
看護師さんの参考になれば嬉しいです。
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