40代に入り、夜勤が以前よりつらく感じていませんか？
・夜勤の回復に2～３日かかる
・夜勤明けの頭痛・吐き気が増えた
・次の勤務まで疲れが取れない
・寝てもスッキリしない
・もう無理かもしれないと思う瞬間がある
私自身も40代になり、20～30代の頃とは明らかに違う体のサインを感じるようになりました。
実は、40代で夜勤がつらくなるのは体力低下だけが原因ではありません。
ホルモンバランス、自律神経、責任の重さ、生活環境の変化など
複数の原因が重なって夜勤負担が一気に大きくなる年代なんです。
この記事では、40代看護師が夜勤を続けられない本当の理由と、
今日からできる現実的な対策を、看護師目線でわかりやすくまとめました。
40代看護師が夜勤を続けられなくなる本当の理由
①夜勤の回復力が落ちる（身体的な変化）
40代になると、
回復スピードが20代の半分になるといわれています。
夜勤明けに
・眠ってもスッキリしない
・身体のだるさが残る
・目覚めても頭がぼーっとしている
これらは加齢よりも自律神経の調節力が落ちる可能性が高いです。
・夜勤→交感神経フル稼働
・夜勤明け→副交感神経が働きにくい
このような状態を繰り返し回復が遅れるという流れです。
②ホルモンバランスの変化で疲労が抜けにくい
40代はプレ更年期・更年期の入り口。
女性ホルモン（エストロゲン）の低下で
・眠りが浅くなる
・疲労が蓄積しやすくなる
・情緒不安定になりやすい
・身体が冷えやすくなる
という身体の変化が夜勤と最悪の相性に。
いつもイライラする、ミスが増えたもサインです。
③夜勤の仕事内容が20代の頃よりハードに感じる
40代は20代よりも責任の重さが違います。
・リーダー業務
・後輩指導
・患者全体を見渡す負担
・トラブル時の対応
・家族説明
ただでさえ夜勤は少人数。
40代は身体より脳の疲れが大きくなります。
④私生活の負担が増えている（40代特有）
働きながら、同時に
・子どもの進学、反抗期
・親の介護問題
・パートナーとの関係
・家事の比重が重い
４０代は、仕事以外で疲れることが増える年代。
夜勤明けに休めない生活が負担を倍増させます。
⑤職場環境そのものがつらい場合もある
・人手不足
・夜勤中の休憩がとれない
・メンバー運が悪い
・いつもバタバタしている
・トラブル対応が多い
これは、個人の努力では改善できない領域です。
夜勤がつらい＝あなたが弱いのではなく
職場が40代の体力に合っていないだけのケースも多いです。
40代看護師が夜勤を続けられないときの具体的対策
①夜勤回数を減らす・働き方を調整する
まずはこれが一番効果的
・月8回→月4～６回へ
・固定夜勤を相談
・明けの公休を増やす
言いずらいと思うかもしれませんが、体を壊す方が職場の損失が大きいです。
相談するだけでもOKです。
②夜勤明けは３時間だけ寝るを試す
夜勤明けに長く寝すぎると、体内時計が狂います。
おすすめは、
1.夜勤明けに2～3時間だけ寝る
2.その後は軽く歩く
3.夜は22時～23時に寝る
→これで翌日の回復が圧倒的にラクになります。
③更年期対策を早めに始める
疲れが抜けない背景に更年期があることも
・漢方
・イソフラボン
・婦人科で相談
40代からのケアは働き方に直結します。
④夜勤がつらい原因を可視化する
紙に書き出すと問題が整理されます。
・体力の限界
・人間関係
・休息がとれない
・夜勤明けが休めない
・仕事内容がきつい
原因によって、
改善策or移動or転職の選択が変わります。
⑤夜勤のない部署・職場へ移る
40代看護師が働きやすい職場は以下。
・クリニック
・健診センター
・企業の健康管理室
・透析
・デイサービス
・訪問看護
・在宅クリニック
夜勤がないだけで、生活が本当にラクになります。
関連記事が気になる方はこちらをどうぞ。
⑥夜勤が続けられないのは悪いことではない
むしろ40代で夜勤を手放す人は多いです。
・子育て
・介護
・更年期
・体力の限界
・メンタル面の負担
変化が多い年代だからこそ、働き方も柔軟に変えていいのです。
まとめ/40代の夜勤は無理して続けなくていい
40代で夜勤がつらくなるのは自然なこと。
体力・ホルモン・責任・生活などあらゆる負担が重たくなる年代だからこそ働き方の見直しが必要です。
最優先でやるべきことはこの3つ
1.夜勤回数を減らすor働き方を調整
2.夜勤明けの過ごし方を改善
3.夜勤のない職場を選択肢に入れる
夜勤が無理＝あなたが弱いではなく、身体が教えてくれる大切なサインです。
夜勤がつらい、体力の限界と感じているなら、
今よりラクな働き方を知っておくだけでも、心が軽くなります。
40代でも働きやすい
・夜勤なし
・残業少なめ
・家事と両立しやすい
・メンタル負担が少ない
そんな職場は意外と多いです。
コメント